ネイチャー大戦記

のんびりまったりとシャドウバースとか身の上話を書き込んでます!

ウォーブレとは違う問題を抱えるDTCG

今回はシャドウバースについてです。

 

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 次のウォーブレのカード解説は少し後にさせて下さい。前回のあれだけでもかなりの文量なので、次は少し時間がかかると思います。

 

 さて、話を戻してシャドウバースと言うゲームを知らない方はあまり居ないとは思いますが、知らない方も少なからずいるだろうと言う事で紹介します。

 

 このゲームはcygames(以下サイゲ)により

2016年の6月にサービスを開始して、現在に至ります。

 

 神撃のバハムートと言う、人気スマホゲームのイラストを使っていて、絵柄のクオリティや、キャラの設定まで細かく、そして美しく描かれています。

 

 ルールは初心者向けで、カードゲームをやったことのない人でも手を出せる程敷居の低い作りになっています。

 

 独自のシステムに進化システムとアミュレットがあります。

進化は進化権(先行は2回、後攻は3回使える。後攻は4ターン目に、先行は5ターン目に使用できるようになる)を使うことにより、フォロワーの特殊能力を引き出す事が出来ます。あと大体共通してるのはスタッツを上げ(上がらないと言う例外あり)突進(フォロワーにのみ攻撃できる能力)を付与すると言う事です。

 この進化権をうまく使う事が、勝利への鍵となる訳です。

 

 次にアミュレットは、盤面に出すと効果を発揮するタイプと、カウントが設定されており、その数が0になると効果を発揮するタイプがあります。更にアミュレットはフォロワーの能力か、スペルの効果でのみ破壊、もしくは消滅(ゲームから除外)する事が出来ます。

 

 

 

 今日までシャドウバースに多くのユーザーがいる要因は、無課金でも作りたいと思うデッキは最低一つは作れるようになっていると言う所ではないかと思います。

 

 流石にそこはソシャゲーを多く使って来たサイゲですね。まずはお試しをさせて、魅力を伝えると言う戦法をとったのでしょう。

 

 ここまで見ると一見良ゲーな感じがしますよね。

 

 ところで、皆さんは1度でもシャドバの公式アカウントを覗いたことはありますか?

 公式ツイッターの方には穏やかでないリプが多く飛んでいます。

 

 

ここからが本題ですが、何故こんなに悪く言われるのでしょうか?

 

 理由はたった一つのシンプルな答えです。そう、本当にシンプルなのですが、今となってはかなり対処しづらいものです。

 

 そう、カードの能力が明らかに壊れていると言うものが、数える気にもならない程存在しているのです。

 

 これは別に今に始まった事ではないなく、黎明期…つまりスタンダード期からずっと調整を入れずにほったらかして来たツケがまわってきたと言う事です。

 

 ではまず、自分の語れる範囲で簡単に、一から説明します。

 

まずスタンダード期。

 

 当然、最初の頃は皆手探り状態ですから、色々なクラスやデッキが群雄割拠していました。

 ですが、環境が固まるに連れ、明らかにおかしいカードがその頭角を現すわけです。

 

 そのひとつ目がロイヤルと言うクラスのレジェンドカードである、「海底都市王 乙姫」です。

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 進化後のスタッツは5/6、能力は、1/2のユニットを盤面が一杯になるまで(シャドウバースはシャドウバースは5体まで)展開すると言う効果です。 

 こいつもかなり面倒なのですが、これにセージコマンダーと言う、全体に+1/1する能力のやつを入れられると、全体除去があまり無かった当時はどうする事も出来ない状態になってしまいました。

 

 そして、シャドバはレジェンドを3積み出来るので、一回処理できても、はい次と言う事が起きてしまいました。

 この時から、ロイヤル使いの人はロイジと言う蔑称で呼ばれるようになりました。

 

 で、こいつらは修正されたのかと言うと、実はされてません。セージコマンダー含めこのままの状態で今も放置されています。(ただし、後述の環境で追加されたカード達により、今このコンボを使ってる人は殆どいません。)

 

次に「冥府への道」です。

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 こいつは、ニュートラアミュレットで、効果は墓地が30になったら、自分のターン終了時、相手リーダー含む、相手の盤面全体に6ダメージ与えられると言うカードです。 

 

 こいつは、当時エルフと言うクラスに入れる事で、かなりの強さを発揮しました。

 

 ほぼ、こいつ用のコンボカードに運命の導きと言うゴールド(冥府も同じレア度で、レジェンドの一個下に当たる)で2コストのカードがあり、効果は手札を全て捨て、捨てた枚数分デッキから手札を引くと言う効果で、当然3積めるため手札が9で、手札にこのカードが2枚以上ない場合、すぐに墓地がたまらため、 ドローソースや、手札に1コスト1/1を加えると言う能力を持つスペル、フォロワーが多く存在したエルフは圧倒的に、このコンボと噛み合っていた訳です。

 

 そして冥府はアミュレットのため、特殊な手段でしか破壊できません。よって、スタンダード後半はロイヤルエルフが暴れ回ったと言えます。

 

次に「 次元の超越 」 

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 このカードはウィッチのスペルで効果は、1ターンを得る。スペルブースト:コストを下げる

 

 このカードも当然3枚積める為、3回連続で使う、もしくは使われるなんてザラにあります。

 

 次元の超越の問題点は、このカードを軸にするデッキの大半がスペルで構成される為、超越を使ってる側が上記の冥府と同じで、1人でなんかやってると言う状態になり、勝手に試合が終わってしまうなんて事がザラに起こる事です。

 

 もう一つ悪い点があり、超越はコントロール系を完全否定していて、ランクマにおいては速いデッキしか居ないという状態にしていると言う事です。

 

 確かに、コントロールを否定するカードはこれだけではありませんが、超越と冥府に関しては、その先駆けと言っても良いと思われます。

 

 ですから、本当はここら辺で運営が気付けば良いものを、これらのカード一切の調整を放棄した結果、今のアグロゲーを招いたと言う事なのでしょう。

 

 

 と言ったところで、次はダークネスエヴォルブ期(以下エヴァルブ期)に入る訳ですが、この環境では、運営が新弾を出す際、特定のクラスを強化すると言う、耳を疑うようなやり方をしていた事が発覚しました。

 

この調整方法、のちに神々の騒乱にてあだになるのですが、それは今は置いておきます。

 

 さて、エヴァルブ期の問題児3枚を紹介しましょう。

 

 エヴァルブの問題児はどちらもビショップです。つまり、今回の特定のクラスに当たるのは、ビショップと言う事ですね。

 

では紹介します。1つめは「エイラの祈祷」です。

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 このカードは、アミュレットで、効果はリーダーが回復する度、場に出ているフォロワー全てに+1/1修正する。

 

 減らない体力、フォロワーを放置するとアホみたいに膨れ上がるスタッツ…   

 

 実は今でもエイラ使いの方は、いるにはいるのですが、環境が一気に加速し、ランクマでは見なくなりました。

 

次は「天空の守護者 ガルラ 」です。

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 このカードの効果は、アミュレットのカウントダウンを3進めて、相手リーダーに3ダメージ与える。

 

 この運営は安易に顔面ダメージを増やし過ぎだと思います。

 

 ビショップの持ち味であるガルラが割るカウントダウンのアミュレットから飛び出てくるもは、大体疾走を持っているため、アグロ寄りの環境が出来てしまいました。

 

次は「封じられし熾天使 」です

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 効果はカウントダウン1のアミュレットが4段階変化し、最後の4つ目のアミュレットが割れると、そのゲームに勝利する。

 

 元ネタのセラフが蘇ったシーンを再現したのでしょうが、こんな簡単なエクストラウィンがあって良いのか。しかも、カウントダウンアミュレットなので、この当時オーディンと言う、アミュレットを消滅できるレジェンド以外で対処出来ない仕様。なんとも言えません

 

 

 

 

 さて、エヴォルブはこのようなカードが有りはしたものの、比較的安定(?)していた様な気がします。

 

 

 では、次のバハムート降臨(以下バハ期と呼称)を見て行きましょう。

 

 この環境で少しインフレが加速します。

最初は、インフレの象徴でもあり、神バハの顔で、今回のメインカードでもある

「バハムート」です。

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 このカードはニュートラルのカードで、 効果は盤面全てのカードを破壊する能力です。

え?デメリット?んー…無い。

はい、これだけです。

 

続いて「次元の魔女 ドロシー」です

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 リーダースキン入りしたこいつの能力は

手札を全て消滅させ、5枚ドロー。そのあと5回スペルブーストする。スペルブーストでコストが減る。  です

 

 さて、何が問題かといえば、まず手札の枚数に関係なくこいつを使えること。それから、5回行われるスペルブースト、あと最大4ターン目にこいつ自身が出てくる事です。

 

 スペルブーストとは何かといえば、スペルを使う度、カードによってはコストが下がったり、場に出した時スタッツが上がったりと言った効果の事です。

 

こいつはこれに付随するカードが厄介でして、まず「ゲイザー」

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 こいつはスペルブーストでコストが下がるので、なんと0コストで場に出てきます。

 

次は「刃の魔術師」

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 こいつは疾走を持っていて、ゲイザーと同じくコストが下がるので、1コスト2/2疾走の状態で出て来るわけです。

 

あとはドロシーを補助するカード達を紹介します。

「古き魔術師 レビィ」

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 こいつは進化した時「紅蓮の魔術」と言う1コストで顔面or相手フォロワーに3ダメージ与えるスペルを手札に加えます。

 

「ルーンの貫き 」

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 能力は能力はフォロワー1体に2ダメージ与え、そのあと顔面に2ダメージ与える。自分の フォロワーが進化した際手札のこのカードのコストは2になる。 と言う能力。

 

 実はナーフ前は1コストになる凶悪カードでした。今も十分凶悪ですけど。

 

 そう言えばファミ通にも謎のカード 呼ばわりされてました。

 

 

 このドロシーにより環境は加速。スピードが上がり、ついていくのが精一杯な方も出てきたのではないかと思われます。ですが、シャドバは次の環境で地獄への道を歩み続ける事になります。

 

ちなみに、ロイヤルのアルベールさんもこのバハ期にて追加されました。

 

 正直ここからはまさに地獄。文字に起こすことすら躊躇うレベルです。

 

…さて神々の騒乱(以下騒乱期)のシーズンへと突入。実は私、一度エヴォルブ期でシャドバ抜けて、この環境から戻ってきました。

 

 あんまりこの時の事は思い出したく無いです。後述する倉木獅子一強体制の時代と同じくらいの地獄だったと記憶しています。

 

 この頃、シャドバは騒乱期の環境を揶揄して、ドラネクバースと呼ばれていました。 

 

 要はドラゴンとネクロが殆どで、他のクラスは全く居ない状態になってしまったのです。 

なんでやねん。

 

…まずは、ドラゴンとネクロの前に、実はバハ期の方で紹介してないのも合わせて、ニュートラルのレジェンドを紹介します。

 

まず「サハクィエル 」です。

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 こいつが先程言った、バハ期に追加されたレジェンドです。

 

 能力は、ニュートラルのフォロワーを手札から場に出し、そのフォロワーに突進を付与する。

 

 ちなみに、記述はないですが、疾走持ちは、そのまま疾走になり、顔面に攻撃できます。

 

このカード、実はコストの制限が無いため、バハムートも呼び出せます。

 

……… これが凶悪ムーブのキーカードになるとはな。

 

次は「イスラフィール」です

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 能力は場に出た時、自分のリーダーを4点回復する。攻撃時、相手フォロワー全体と相手リーダーに2ダメージ与える。

 

 こいつは、ファフニールと言うカードを殺しました。

 ちなみにファフニールはスタンダード期から存在していて、同じ9コストで、場に出た時自分以外の、敵味方のフォロワー全体に2ダメージと言うカードです。

 

 因みに、このカードはサハクィエルから呼び出せます。ここまで来るともう、どっちを採用するかはもう見えてきますね。

 

 なんでニュートラルがクラスカード潰してるんだよ。

 

続きまして、本弾の顔「ゼウス 」さんです。

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神々しいわぁー

 

このカードの能力は、疾走、必殺、守護。以上。

 

 こいつも例にもれず、サハから出てきます。しかも疾走持ちですから、顔面にダメージ飛ばせます。以上。唯一にして無二たる神()