ネイチャー大戦記

のんびりまったりとシャドウバースとか身の上話を書き込んでます!

ウォーブレ part9

相互監視社会にようこそ。

さて、始まりました。気まぐれにカード紹介するコーナー。

ところで、新規の方はともかく、村民の皆さんはウォーブレのLINEスタンプが発売されることはご存知かと思います。王龍が無いことに少し怒りを感じますが、まぁいいでしょう。

最近、公式が不正行為に関する旨の注意書きを、ツイッターにて流していました。このブログを見てくださっている方々は不正行為はしてませんよね?
ルールを守って楽しくデュエル(別ゲー) を心がけましょう。




では、早速紹介していきましょう。



最初は
災いの技師 八戒』です

八戒は西遊雑劇という話の中では、天蓬元帥と言う、水軍を指揮し天界の天の川を管理する役職についていました。つまるところ、悟浄と同じく天人であったわけです。しかし、この八戒は女癖が悪く、嫦娥というとある将軍の妻に強引に言い寄ったため、厳しい処罰を受け、天界を追放されました。
地上で人間に生まれ変わり、改心するはずだったのですが、手違いで豚の胎内に入ってしまい、その豚の腹を食い破って出て来た結果、世に広く伝わる豚の姿となっていたわけです。
その際、他の豚も打ち殺し、福陵山にて、悟浄と同じく人喰いの妖怪になりました。

そのあと、武芸をたしなみ、同じ山にいた妖怪を妻に娶ったましたが、一年で死別し、また人喰いの妖怪に戻りました。その時に、例の菩薩一行に襲いかかりますが、河童に同じく、ただものでないと見て、許しを乞い、その時に菩薩より「猪悟能」という名が与えられ、やはり次にここを通る取経者に弟子入りしろと言われます。 この時、悟能は改心し五葷(ニラやニンニクのような辛い野菜)三厭(鴨肉、犬肉、ボラ)を食べないという戒律(八戒)を自らに課して、精進料理のみを食べるようになりました。

ここからは悟浄と違い、悟能こと八戒はあまりにも「次の取経者」が来ないため、しびれを切らし、人里に下りたのち、猪剛鬣(ちょごりょう)と名乗り、烏斯蔵(うぞうしと読み、現在の中央チベットを指す)国高老荘の商家に強引に嫁ぎ高太子の娘である高翠蘭を娶ります。この時、八戒は決して娘を襲わず、先程課した五葷三厭を守ったと言います。
しかし高太子は、妖怪を婿に迎えたとあれば、世間に良くない評判が立つと思い、三蔵法師に八戒を退治するよう頼みます。そして、やってきた三蔵法師の付き人である悟空と戦っている最中に、三蔵法師が取経者と気づき、降伏し弟子に入りました。

そのあと、五葷三厭を守ったことに三蔵法師は感動し、念願が叶ったので、戒律を破ろうとする目の前の豚を押しとどめ、「猪八戒」とい名前を与え、戒めを守るように諭しました。以後三蔵一行の旅は続く…というところにつながります。…というのは、原作を元にした雑劇(平たく言えば詩)の話。

原作では、敬虔な僧で、悟空によくからかわれ、明るく単純な人物として描写されています。


…っと長々と元の八戒について語りました。
能力については、デッキ内のトラップの有無にかかわらず、自動で適当なトラップを生成し設置するというカードです。3/3という悪くないスタッツに加え、罠生成能力を持ち合わせているので、罠タオシンを使うときは、ぜひ使ってあげて下さい。

え?ウォーブレの話が少ない?
なんのことでしょうか?



八戒のついでにこいつも紹介します。
『災いの始祖 悟空』

元ネタの悟空は、傲来国の沖合にある火山島である花果山の頂にある、仙石より孵った石猿で、その島に住んでる猿たちが、谷川の水源を見つけたらこの島の王にすると言ったので、勇気をもって滝壺に飛び込み、見事水源を見つけ出したことで、約束通り王となり、美猴王と呼ばれ島の猿たちに崇められました。

そのあと、限りある命に儚さを感じ、不老不死を求め、須菩提祖師(すぼだいそし)という仙人を探し出し、その仙人の弟子となります。
修行の過程で、筋斗雲を使いこなせるようになります。そのあと、とある事からその師の怒りを買い追放されたので、香花山に戻ります。すると、混世魔王という化け物に制圧されていたので、新しく得た力によって、これを取り戻します。そして、この出来事をきっかけに自分の国をより堅固にするため、傲来国から武器を奪い、それを自分の国の猿に持たせます。その時、自分も武器を持ちたいと思い、とある所にある龍宮に行き、如意棒を無理やり譲ってもらいます。


そのあと、牛魔王などの六魔王と宴会の席で酔い潰れていた所、冥界から使者が来て、寿命が来たと言い魂を持ち去ってしまいました。
悟空は怒り、抗議して閻魔帳という寿命が来たものの名前を記してある書の自分の名前が書いてある場所とついでに仲間の名前が書いてあるところを塗り潰して、死を無いものにしてしまい、冥界の王たちを殴った所で、現世に戻ってきました。

その事が天界に居た天帝の耳に入り、悟空を危険視するようになりました。天帝は悟空を討伐しようとしましたが、部下の提言によってこれを思い直し、家臣として迎える事で悟空を抑えようとしました。しかし、与えた官職が実際には身分の低いものだと知ると、脱走してしまいました。
自らの国に帰った悟空を猿たちは神としてあがめ、さらに独角鬼王という妖怪が臣下に加わり、さらに褒めた事で有頂天になった悟空は自らを『斉天大聖』(天にも届く大聖人の意)と名乗りました。あまりにも悟空が調子に乗ったため、天帝は怒り悟空に追っ手を送りますが、悟空は神通力を使いこれを撃退しました。
力で抑えるのが無理とわかったので、今度は本当に『斉天大聖』という名目だけの職を作り悟空をそこに就かせる事でおさえました。
しかし、名目だけの役職ゆえに暇を持て余した悟空は、仙桃を食らい尽くし、あろうことか最高神格の一人である太上老君の金丹(錬丹術)をも全て頬張り、天界を逃げ出しました。ちなみに天界に来て逃げるまでの間に地上では百年が過ぎていたそうです。
流石に天帝もこれには激怒し、百万の兵でもって悟空の国を囲みますが、七十二洞という所の妖怪と独角鬼王は生け捕りに成功しますが、肝心の猿どもには逃げられ、悟空にはあっさりと自分の配下および恵岸(菩薩の弟子)を突破されましたが、菩薩の助言もありなんとか悟空を追い詰め、最後は太上老君が投げた金剛琢という武器が悟空の頭に直撃し、ふらふらして居るところをなんとか捕らえました。

いざ処刑をしようとしたものの、前述の不老不死やら神通力やらで、無敵の体になっているため、刃がたたず、仕方なく八卦炉でいぶすことにしました。そして、八卦炉でいぶすと悟空は赤い目となり「火眼金睛(あかめ)」となり、大暴れしてがつけられなくなったので、天帝は雷音寺の釈迦如来に悟空をなんとかするよう頼みました。これが、あの有名な悟空が掌の上で踊らされたシーンです。

そして、その後五行山に封印され五百年が経ち、観世音菩薩の救済により功徳を積むことを許され、三蔵法師の弟子となり天竺への旅に同行するのでした…



やたら長くなりましたが、これが三蔵法師と出会う前の悟空の話です。

で、肝心のウォーブレの悟空なんですが、3回目のトラップ発動で出てきたら、ラッキーです。逆に7回目だと遅すぎます。こればっかりは完全に運なので、祈りましょう。でも、罠タオシンに入れておいて絶対に損はありません。それなりの強さをもっており、意外と優秀な一枚であると自分は思います。



さて、滅茶苦茶長くなったので今回はここまで。


ほとんど西遊記ですが、次回からは普通の解説に戻ります。

誤字、脱字、訂正した方がいい箇所等ありましたら、気軽に連絡をくださるとありがたいです。フォローも歓迎してますので、是非よろしくお願いします。

ではでは〜